新電元工業株式会社 EV急速充電器 SDQC2Fシリーズ

新電元工業株式会社 EV急速充電器 SDQC2Fシリーズ

充電認証&遠隔管理をオープンに─「OCPP 対応モデル」が新登場!

OCPP対応モデルは、複数の充電インフラネットワークサービスに接続することが可能です。公共向け充電スポットだけでなく、自動車販売店独自のサービス網なども構築できます。OCPP(Open Charge Point Protocol)はEV充電スポットの国際標準通信規格です。

観光の帰り道、思い出に残る30 分間の充電体験を。

快適な充電スポットをデザインする
展望スポットや名物スイーツなど、30分間の充電時間が楽しい旅行の1ページになるかもしれません。充電時間は工夫次第で快適に過ごせますが、充電渋滞は何もできない退屈な時間で、EVユーザーにとって強いストレスになります。観光地や交通要所の休憩施設には、EVユーザーが楽しめるショップなどを併設し、30分間の快適な充電体験をデザインしましょう。

総出力270kW 6台同時充電(構成例)
すでに複数台対応の充電スポットでも順番待ちが多数発生しています。充電インフラは道路や駐車場と同じく、ゲストを迎えるための重要な役割を担います。休憩施設にマルチ出力90kW充電器を3基併設すれば、6台同時充電に対応できますので、観光シーズンや帰宅ラッシュ時にも一定の対応力を発揮します。このような高性能な充電スポットは、それだけでも注目を集める存在になります。

CHAdeMO
 チャデモ

世界中の国や地域で安全かつ快適な急速充電を実現するために制定された国際標準規格です。車載バッテリーと相性の良い直流電力を供給することで、短い充電時間で走行距離を回復させます。


公共のEV 充電スポットに適した機能と品質 〜シリーズ特長〜

景観を引き立てる & 遠くから見つけやすい「低彩色デザイン」

凜とした鉛白が景観を引き立てる
デザインもまた公共性の要素と考え、あらゆる場所に馴染むように、普遍的で親しみやすい外観を目指しました。明瞭な白黒は遠くからでも見つけやすく、基調とする鉛白は自然光により豊かな景観の色彩を引き立てます。

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EVユーザが待望する強靱な充電インフラ設備「大出力ラインナップ」

公共用で数々の「日本初」(※1)
2018年に当時国内最大『90kW 出力』となるSDQC2F90シリーズを発売。同機種の『マルチアウトレット』も国内初。2020年には『150kW ブースト』のSDQC2F150シリーズを発売し、国内最大出力をさらに更新しました。

※1 公共用充電器の製品化において、SDQC2F90シリーズおよびSDQC2F150シリーズ発売当時。メーカー調べ。

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公共品質

多様なゲストが利用する公共充電スポット向けの機能・品質・デザインを兼ね備えています。万が一のトラブルでも早期復旧できる保守サポート体制も提供しています(※2)

※2 早期復旧とは、復旧の依頼受付から翌日までに作業完了させる体制をいいます。ご利用には保守パックへの加入が必要です。

高耐久の操作パネル

●手袋のまま操作できる&キズつきにくい!
タッチパネルは感圧式となっており、手袋などを着けたままでもボタン操作できます。ディスプレイにはハードコート処理が施されており、キズつきにくくなっています(※3)

※3 部材等の供給状況により仕様変更となる場合があります。

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親しみやすい画面

●大きいボタンと文字、イラストつき操作ガイド
「見やすさ」「操作しやすさ」にこだわった操作パネルです。操作方法は文字とイラストで案内表示しますので、はじめて使うゲストでも直感的に操作できます。

●メーターのグラフィックで「貯まる」が見える
SDQC2Fシリーズのトレードマークとも言える、充電中のアナログメーター表示です。バッテリーの充電率や残り時間を大きく表示することで、見やすさを確保しています。

●3カ国語対応で観光地のゲストも安心
最初の待機画面で、操作パネルの言語を簡単に切り替えることができます。充電オペレーション後は、日本語の待機画面に戻りますので、続けての利用もスムーズです。

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優れたエネルギー効率で環境負荷を軽減

急速充電器は、電気エネルギーを交流から直流に変換するときに電力損失が発生します。新電元工業は、エネルギー変換効率を極限まで高めることを追求した製品づくりで、環境価値の高い充電スポットを提供します。

●業界最高クラスの電源変換効率
最大出力150kW・90kWモデルでは、業界最高クラスとなる変換効率94%(※4)を達成しています。

●30分間で世帯平均3時間相当の電力を節約
90kWの連続出力において4%の効率改善を達成しますと、30分間の充電1回で削減できるエネルギー量は、世帯平均の消費電力量で約3時間分にもなります(※5)

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※4 SDQC2F150測定条件…入力AC415V/出力DC429V/350A出力時、SDQC2F90測定条件…入力AC415V/ 出力DC450V/200A出力時。
※5 90kWを30分間連続出力した場合の4%は約1.8kWhに相当。環境省「令和2年度家庭部門のCO2排出実 態統計調査」より、全国の世帯あたりの年間エネルギー消費量のうち電気エネルギー消費量年間平均4528kWhを引用し、1.8kWhを約3.5時間分と算定。実際の充電利用では、車両搭載電池の電圧や車両からの充電電流指令値によって充電出力が変動します。

ラインアップ

新電元工業株式会社 EV急速充電器 SDQC2Fシリーズ

・独自改良のパワーブースト機能で最大150kW 出力
・コネクタ冷却待ち時間を短縮する「冷却インレット」搭載
・充電電流に合わせてブースト時間を自動延長
・同シリーズ90kW モデルと共通サイズで大出力を実現

国内最大級の350A充電体験

新型EVの真価は充電インフラで決まる
充電許容出力が100kW を超える最新EV(※2)の性能を活かすためには、それに対応する大出力急速充電インフラが欠かせません。短時間の充電でより長い航続距離を回復させる150kWパワーブーストは、EVをより便利にします。

次世代の新スタンダード!
EV長距離ドライブテクニック

充電時間は気にしない─有意義な休憩時間へ
EV充電スポットが休憩施設に整備されれば、立ち寄り中に継ぎ足し充電が可能になります。給油スタンドへの移動や給油作業に費やしていた時間の大半を、休憩時間として有効活用できます。

たったの15分で走行距離200㎞超を回復
1kWあたりの電費性能が7kmの車種なら、15分で回復可能な航続距離は理論上最大260kmに及びます(※3)。車両のスペックやコンディションによっては、実用性能でも200kmほどの航続距離回復が期待できます。

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※1 本機による150kW の充電出力電力は最大値となります。実際の充電出力電力は、接続する車両の電池電圧や、車両から受信する充電電流指令値等によって変動します。
※2 国内主要自動車メーカーが2022 年までに納車開始を公表している車種。
※3 充電出力電力の最大値となります。実際の充電出力電力は、接続する車両の電池電圧や、車両から受信する充電電流指令値等によって変動します。
※4 交換品である充電ケーブルに素材変更が生じた場合等により、ブースト時間の仕様が変更になる可能性があります。

パワーブーストの利便性を向上

充電設備コストを抑えながら高出力を実現
充電コネクタとケーブルの発熱を安全な領域に保つために、温度マネジメントシステムによる出力制限を行います。これにより、特殊な冷却装置(※5)を搭載することなく、150kWもの最大充電出力を可能にしています。

冷却時間に待たせない&完了時間の予測表示
充電ケーブルの冷却時間中は、操作パネルに冷却完了までの予測時間を表示します。冷却完了後は、自動的にパワーブーストが適用されますので、特別な操作は不要です。

独自の「冷却インレット」で冷却時間40%短縮(※6)
充電ケーブルを本機のインレットに挿し込むだけで、ケーブルの冷却待ち時間を短縮できます。操作パネルにも案内を表示していますので、戸惑うことがありません。

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※5 液冷ケーブル、およびそれに付随する冷却設備など。
※6 装置周囲温度25℃の無風環境において、パワーブースト機能による150kW出力の充電を実施後、冷却が完了するまでの所要時間を測定したとき、標準インレットと比較して約41%の時間短縮効果。メーカー測定。

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・パワーシェア機能で2台目も待たずに充電開始
・一般的な50kW 充電器の約1.8倍に相当する90kW出力
・超急速充電器で日本国内トップシェア(※2)
・プライベート利用可能なスタンドアローンモデルも選択可

超急速充電のスタンダードモデル

長距離ドライブに実用的な充電出力
1kWあたりの電費性能が7kmの車種なら、15分で回復可能な航続距離は理論上最大150km に及び(※3)、実用性能でも100km ほどの航続距離回復が期待できます。

2台同時充電「パワーシェア」

満充電に近いほど充電出力が下がる特性を活用
EV充電では、電池残量が100%に近いほど充電出力の許容量が低下する特性があります。充電時間が経過するほど充電器の余力が増えますので、2台目に余りの電力をシェアすることで充電器の出力を最大限に活用できます。

着いてすぐの充電スタートで快適な休憩
1回の充電で30分間ほど車両を接続しますので、先行で充電利用者がると待ち時間が生じます。パワーシェアなら、2台目でもすぐに充電コネクタを接続でき、充電開始操作後に車両から離れて休憩をとることができます。充電渋滞によるストレスや、それによるユーザー同士のトラブルを抑止でき、快適な充電スポットとなります。

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※1 本機による90kWの充電出力電力は最大値となります。実際の充電出力電力は、接続する車両の電池電圧や、車両から受信する充電電流指令値等によって減少します。
※2 2021年10月末時点における日本国内の90kW超級充電器を設置する136施設のうち103施設(約75%)に新電元工業製90kW級充電器を設置。メーカー調べ。
※3 充電出力電力の最大値となります。実際の充電出力電力は、接続する車両の電池電圧や、車両から受信する充電電流指令値等によって変動します。

主要な充電インフラネットワークサービス&スタンドアローン運用に対応

ユーザ登録方法や決済方法の好みに適した機種を選択できます。プライベート利用には「スタンドアローン」を選択いただけます。

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左右が独立した操作パネル(※4)

操作ミスやゲスト同士の気遣いを未然防止
同時利用のゲストがお互いの操作状況や表示を気にすることなく、好きなタイミングで操作することができます。接続する充電ケーブル毎にIC カードリーダーを搭載していますので、間違って相手方の決済操作をしてしまうトラブルを未然に防止する効果が期待できます。

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超急速充電スポットの定番!充電出力「90kW」はどんな容量?

データで見る90kWクラスのプレミア感
充電スポット情報検索サイトなどでは、90kW以上を「超急速」のカテゴリとしています。高い充電出力を期待する長距離ドライバーは、超急速充電スポットを積極的に選び、移動計画を立てることが少なくありません。90kWクラスの超急速充電スポットは全国的にもまだまだ希少です。特にプレミアムEVのオーナーからは、実運用において必要な位置づけとして普及が待望されています。

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※4 充電コネクタケーブルが2本(マルチモデル)が対象です。ただしSDQC2F90ET4415-M(エコQ電®/株式会社エネゲート)モデルはICカードリーダーが1つのみとなります。

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・パワーシェア機能で2 台目も待たずに充電開始
・受電契約費用を低減できる「LV モデル」も選択できる
・操作パネル下のゆとりスペースで車椅子でも使いやすい
・車止めポールを近づけられる配置設計で壁ぎわ設置にも対応

個性的なカタチが使いやすさの秘密

壁に寄せられる&隙間に入る「薄型コンパクト」
設置スペースは自転車約1 台分。片側を壁に寄せて設置することもできます(※2)。本機は主要な保守面を片側に集約し、近接位置に車止めポールを配置可能なスペースを確保していますので、周囲の人の動線にもゆとりができます。

視線の圧迫感が少ない高さ「低背ていはいフォルム」
視界を遮らない(※3)低背フォルムで、人が往来する場所に設置したときの圧迫感を軽減できます。

ケーブルが広い範囲に届く「1.8m幅広ボディ」
左右に操作パネルを配置してマルチアウトレットを実現。デッドスペースだった側面方向が、2つの快適な充電スポットになりました。ケーブルが届く範囲も広がります。

NEW 低圧受電対応で運用コスト低減

出力電力を50kWに制限した低圧受電契約対応モデルを新たにご用意しました。1つの低圧受電契約だけでマルチ充電スポットを実現でき、充電待ちの不安を軽減できます。

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※1 本機による充電出力電力60kWは、車両2台同時充電における最大合計値となります。車両1台あたりの充電出力電力は最大56kWです。実際の充電出力電力は、接続する車両の電池電圧や、車両から受信する充電電流指令値等によって減少します。
※2 本装置を建物に近接して設置する場合は、火災予防条例による離隔が必要な場合があります。
※3 本装置の高さ1375mm(アンテナなどの突起物を除く)の他に、据付用のコンクリート基礎約150mmが追加施工される場合があります。装置の合計高さが身長より150mmほど低い場合に、およそ平行な目線以下となります。

EV時代の新しい駐車場レイアウト

新しい充電スポットは玄関近くの便利な場所へ
急速充電スポットの普及が進み、リプレイスの機会に使いやすさを見直すケースも少なくありません。同時充電への対応のほか、ゲストが使いやすい配置に改善することで、周辺の充電スポットより注目度を高めることもできます。

広範囲に届くケーブルでEV専用スペースを解消
幅広ボディ&マルチアウトレットの相乗効果で、配置によっては最大4台もの駐車区画をカバーできます(※4)。5台程度の小さな駐車場なら専用スペースの確保も不要です。

■柱などで設置スペースに制約がある場所への配置も可能。

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■使いやすい位置にレイアウトできる。歩行者の移動スペースを確保できる。

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■左右の長さで最大4台の区画をカバー。店舗前などにも設置できる。

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車椅子でも使いやすいデザイン

足下にゆとり空間を生むユニバーサルデザイン操作パネル
操作パネルの真下には空間が設られていますので、コンクリート基礎に足をぶつけることなく利用できます。車椅子での接近や方向転換も容易にできますし、低位置のコントローラで腕を大きく伸ばさず目線の近くで操作できます。

複数設置でさらなる魅力アップ

地域のEV推進に貢献する充電ステーションへ!
細長いフォルムのため、既設の駐車場でも比較的スペースを確保しやすく、今までできなかった複数台設置も実現できます。4台を超える同時充電は国内でも珍しく、多くの充電利用客を呼び込めることが期待できます。SDQC2F60シリーズなら、2台設置で最大8区画までカバーできますので、一般利用客との区画分けを意識せず、自由な駐車スペース利用すら可能になります。


※4 車両の駐車方向や充電口の位置などによっては、充電ケーブルが届かない場合があります。