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特長
労働⼒不⾜が顕在化し、製造業ではリモート監視やメンテナンスの効率化、サービス業では機器の多機能化などによる⾃動化のニーズが⾼まってきています。オムロンの「カラーセンサ」を機器に組み込むことでこれらの課題解決に貢献します。
たとえば、⼯作機の場合、潤滑油の劣化が進むと機器の故障につながります。そこで潤滑油の⾊をカラーセンサでモニタリングすれば、各装置の潤滑油の最適な交換時期が把握でき、効率的なメンテナンスが可能になります。
また、業務⽤ドリンクサーバーではカラーセンサでカップの⾊に応じた飲料選定を⾃動化でき、店舗の作業効率の向上やボタンの誤操作による廃棄ロス削減に貢献します。
■カラーセンサの原理
カラーセンサは白色LEDを光源として光を照射し、検出物体の色によって決まる反射光(赤色、緑色、青色の比率は色によって固有)を受光します。カラーセンサは受光した反射光を赤色、緑色、青色に分離し、 I2Cの通信方式で赤色、緑色、青色のデータ(RGBデータ)を電圧値で出力します。
たとえば、赤色と黄色の検出物体の場合、白色LEDによる反射光は赤色と黄色でカラーセンサから出力される赤色、緑色、青色の出力値は異なりますので、赤色と黄色を区別できます。
■カラーセンサ活用の提案①【液体の状態監視】
カラーセンサが液体の色の変化を監視し、機器のメンテナンスの効率化に貢献します。
<アプリケーション例:工作機>
課題
潤滑油が劣化すると機器の故障の原因となります。
担当者ごとの属人的な判断基準や点検頻度により交換タイミングが遅延すると、突然の故障や破壊で一定期間、生産できなくなるリスクがあります。
<カラーセンサ>
カラーセンサで潤滑油の色を監視すれば、機器ごとに潤滑油の劣化具合を色で定量的に把握でき、担当者によらずに最適なタイミングで交換できます。
課題
稼働状況に応じて機器ごとに潤滑油の劣化が異なるため、潤滑油の交換が煩雑になり、管理工数が増大します。
<カラーセンサ>
カラーセンサを使えば、リモートによる監視にも対応できます。
機器ごとの潤滑油の劣化具合を色でモニターできるため、潤滑油の交換時期の最適化と効率化に貢献します。
■カラーセンサ活用の提案②【機器の多機能化】
検出物体の色情報に応じた動作により、機器の多機能化、業務の自動化に貢献できます。
<アプリケーション例:ドリンクサーバー>
課題
有無検知センサでは有無検知は可能ですが、種類に応じた信号出力ができません。
<カラーセンサ>
カラーセンサの色に応じた信号出力で、色ごとに機器の動作を設定することで、多様化するニーズに応える機器の多機能化を構築できます。
■カラーセンサ活用の提案③【機器の安定動作】
従来の光センサのように反射光量の差で検出するのではなく、物体を色で検出することで、機器の安定動作に貢献します。
課題
従来の光センサのように反射光量の差で検出する方式の場合、背景を検出したり、背景の影響で検出物体を安定検出できない場合があります。
<カラーセンサ>
カラーセンサによる、検出物体の色ごとの信号出力を使用すれば検出物体の有無を確認できる場合があります。
<アプリケーション例:生産現場ラインの物体検出>